テレビ朝日とソフトバンクが、沖縄県北谷町でプロサーファーがサーフィンする姿を撮影したライブ映像を、5G活用して伝送し、テレビ朝日の本社から映像の遠隔操作・編集をリアルタイムに行う実証実験に成功したことを発表した。
今回の実証実験では、沖縄県のプロサーファーがサーフィンする姿を3台のカメラでライブ撮影し、5Gを活用して都内にあるソフトバンクのデータセンターまで伝送。テレビ朝日の本社から遠隔でスイッチング操作(全映像を遠隔視聴し必要な映像のみを切り換えて転送)ができることを確認した。
また、全ての映像はソフトバンクのデータセンターに設置したサーバー内へリアルタイムで保存され、テレビ朝日の映像制作のエンジニアが遠隔で編集を行えることも確認できたという。
この実証実験の成功により、これまで撮影現場の中継車などで行っていたスイッチング操作や映像編集を、テレビ局から効率的に行うことができるようになるとのことだ。
テレビ朝日とソフトバンクは、放送業界が抱える課題解決や需要に対して、今後も5GやIoTを活用したさまざまな検討を進めていくとしている。