NTTと地図制作のゼンリンが資本業務提携に合意したことを発表した。この提携により、IoT/AI時代に向けた地図の高度化に取り組んでいくとのことだ。

今回、国内外での強固な顧客基盤や研究開発力等を有するNTTと、地図制作のリーディングカンパニーとして、地図情報の収集・管理能力、地図制作に関するノウハウ等を有するゼンリンが資本業務提携を行い、協業を推進していくことが、それぞれの企業価値の向上に資するとの認識で一致したという。

両社は今後、インフラ管理、MaaS・自動運転分野、スマートシティ等の分野における両社のビジネス拡大、及びNTTが構想する「4Dデジタル基盤(TM)」に資するため、「高度地理空間情報データベース」を2020年度より共同で構築していくとしている。

なおNTTはゼンリンの実施する自己株式の第三者割当を引受けることによりゼンリン普通株式4,200,000株(発行済株式総数の7.32%)を取得する予定とのことだ。