NECソリューションイノベータは3月23日、福島県福島市において、自治体の職員配置の最適化と業務の効率化に向けて、福島市およびNECと共同のもと、AIを活用した実証実験を開始すると発表した。

同実証実験では、福島市が保有する人事給与システム等の業務システムで扱うビッグデータを分析し、職員配置の最適化を試行する。

また、NECの「意図学習技術」を用いて、過去の異動情報から、既存の条件や暗黙知となっているルールを探索して明文化する。

同技術を用いて探索した条件と過去の異動情報を突合させ、AIに繰り返し学習させることで確度を高め、最近の人事情報から既存の条件を満たした最適な人材配置ができるかを検証する。

また、暗黙知となっているルールが検出された場合には、そのルールも含めた検証を実施するという。

今後、同実証実験の結果をもとに、職員一人ひとりのライフイベントに合わせた最適な働き方の提案や職員の保有スキルに合わせた最適な部署の推薦などを検討していきます。