Googleが、同社が提供する軽量モバイルOS「Android Go」向けの軽量カメラアプリ「Camera Go」を開発したことを発表した。
Android Goとは、低スペックのスマートフォンでも快適に動作するように再構築されたAndroid用モバイルOS。2017年から提供され始め、初めてスマートフォンを手に入れてもすぐに使えるように、基本的なアプリの操作が簡略化されている。
同製品は通信インフラが十分に整っていない発展途上国での利用をターゲットに発売されているもの。そのため、乏しいモバイル回線でも満足に使えて、低スペックのハードウェアでも十分な動作をするように再設計されている。なお日本では提供されておらず、インドや南アフリカ、アメリカ、ナイジェリア、ブラジルなどの120以上の国向けに提供されてきた。
同社によれば、Android Goエディションのアクティブユーザーが1億人を超えたとのこと。特にケニアでは、同国最大のテレコムプロバイダーSafaricomと提携したことにより90万人以上が同製品を所持するようになったという。
こうした背景を受け、今回同社はAndroid Go向けの軽量カメラアプリCamera Goを開発。
動作が重く、ストレージ容量をすぐに埋めてしまう従来のカメラアプリに変わり、速度やストレージを気にせずに美しい写真を撮ることができるようになるという。さらに写真とビデオのストレージ容量を自動で把握するためストレージの整理を支援することもできるとのこと。
なお同アプリはNokia 1.3以降のAndroid Goデバイスでまもなく利用可能になるとのことだ。