エーザイは、Cogstate Ltd.(以下、Cogstate社)が創出した認知機能テスト「Cogstate Brief Battery」(以下、CBB)を、ブレインパフォーマンス(脳の健康度)をセルフチェックするためのデジタルツール(非医療機器)として開発したことを発表した。

また、「のう KNOW(TM)」という製品名で3月31日より発売すると発表した。

同製品は、PCやタブレット端末を用いた簡便なトランプテストによって、脳の反応速度や注意力、視覚学習、記憶力を評価する4つのテストを行うことで、ブレインパフォーマンスを定量的に測定する。

利用者は、単独かつ短時間(約15分)で測定することができる。そのため、日常生活や健診等において定期的なセルフチェックが可能であるという。

結果画面には、「記憶する」「考える」「判断する」などのブレインパフォーマンスを定量化した指標「ブレインパフォーマンスインデックス(BPI)」と生活習慣においてブレインパフォーマンスを維持するためのアドバイスが表示される。

働き盛りの世代から、同ツールを用いてブレインパフォーマンスを定期的にセルフチェックすることにより、脳に係わる健康や疾患を正しく理解し、生活習慣の見直しや予防行動、医師等への相談などを行うきっかけとなることが期待されるとしている。

自治体や企業等の法人向けから販売を開始し、今後個人向けに対しても、現在開発中のエーザイ認知症エコシステムプラットフォームの会員向けスマートフォンアプリとのデータ連携が可能となる予定であるとのことだ。