エイシング、7億円を資金調達 エッジAIアルゴリズム商用化へ

エイシングは3月23日、シリーズB投資ラウンドにおいて計7億円の資金調達を実施したことを発表した。

2017年に実施したシリーズAにおける約2億円の資金調達と合わせて、これまでの累計調達金額は約9億円となっている。

近年、これまでクラウド上で実行されることが一般的であったAIの情報処理をエッジ側で実行する「エッジAI」の具体的な導入ニーズが高まりを見せているという。

同社では、エッジAI業界において、導入機器単体がクラウドを介することなくリアルタイムに自律学習・予測することが可能な独自のエッジAIアルゴリズム「AiiR」シリーズを開発・提供している。

昨年11月に実施した資金調達後、 「AiiR(※)」技術の研究開発への投資や、エッジAIアルゴリズムの専門開発チーム「Algorithm Development Group(ADG)」を設立。

エッジAIの領域において、アルゴリズムの開発から顧客のシステムへの実装までをワンストップで提供する技術的な体制づくりに注力してきた。

今回調達した資金は、「ADG」をはじめとする同社の強み“組み込み技術”を活かした開発体制の強化や開発人材の育成、新たなエッジAIアルゴリズムの商用化に向けた活動へ投資するという。

(※)同社が独自開発する、エッジ(導入機器)側でリアルタイムな自律学習・予測が可能なAIアルゴリズム技術。

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