東京電力HDとOrsted A/S(◇)(以下、Orsted社)は3月18日、銚子沖洋上風力プロジェクトの推進に向けた共同出資会社「銚子洋上ウインドファーム株式会社」を設立することに合意したと発表した。
東電HDおよびOrsted社は、昨年1月に洋上風力の協働に関する覚書を締結し(2019年1月18日)、銚子沖洋上風力プロジェクトの共同開発の枠組みや体制を構築してきた。
今後、両社は、銚子洋上ウインドファームを通じて、国による銚子市沖の促進区域指定後の公募占用計画の提出に向けて銚子沖洋上風力プロジェクトの開発を進めていくとのことだ。
東電HD代表執行役社長 小早川氏は以下のようにコメントしている。
「東京電力とOrsted社のパートナーシップは、素晴らしい発展を遂げており、この度、銚子沖洋上風力プロジェクトの実現に向けた共同開発の準備が整いました。
両社は、それぞれの強みや専門能力を効果的に組合せ、活用することができる他に類を見ない枠組みを確立することに合意しました。これが銚子沖洋上風力プロジェクトの実現のための鍵となるものと確信しています。」
また、Orsted社CEO兼社長 ヘンリク・ポールセン氏は以下のように述べている。
「この共同出資会社の設立は、日本における再生可能エネルギー発電の拡大目標の達成を目指すOrstedと東京電力の重要なステップです。
これだけではなく、Orstedが日本市場へ参入し、アジア太平洋地域において日本が洋上風力の主要マーケットとなることに貢献していくための画期的な瞬間でもあります。」