Googleは3月18日、文部科学省が発表した「GIGA スクール構想」を支援するソリューションとして「Google GIGA School Package」をパートナー企業と協力し、対象教育機関に提供すると発表した。
同社は今回の取り組みにおいて、文部科学省の標準仕様書に対応した、Chrome OS 搭載の「Chromebook」を6メーカーより14機種提供する。
また、1つの端末から同じドメインのすべてのChromebookを設定・管理するための管理コンソール「Chrome Education Upgrade」を、ChromebookのMobile Device Management(MDM)として全端末に提供する。
管理者は、ネットワーク上のすべての端末に対し、アプリやソフトウェアの管理や拡張機能の追加が容易にできる。そのほか、Wi-Fi 設定や承認済みユーザーへのアクセス制限、公開セッションの設定など、250以上の設定を管理可能となる。
加えて、場所を問わずに共同学習・遠隔教育が可能な「G Suite for Education」を無償で提供。教員と児童生徒との円滑なコミュニケーションをサポートするClassroomを含むG Suiteのサービスを通じ、児童生徒の主体的な学びを支援するという。
さらに、「Kickstart Program: Google for Education」を導入するすべての都道府県にて、パートナーと協力し無償で現地研修を行う。
研修では、Chromebookの設定、Google for Educationの使い方から授業での活用方法といった授業に必要な教員のスキルアップにつながるコンテンツが用意されているという。