複業マッチングプラットフォームを運営するAnother worksは、フリーランス特化型の賃貸向け与信サービス「smeta」を提供するリース(以下、rease)と業務提携したことを発表した。
今回の業務提携により、reaseが開発・運営するsmetaをAnother worksと連携することで、Another worksを利用する転居希望者はsmetaを通じて簡単かつ確実に入居審査に必要な与信が得られ、スムーズに賃貸借契約を結べるようになるとしている。
昨今、働き方改革やワークスタイルの多様化が進み、自身のライフスタイルに合わせて場所や時間に縛られず働くフリーランスは、年々増加している。
クラウドソーシングのサービスである「Lancers」の運営しているランサーズが実施したフリーランス実態調査2019年版によると、フリーランスの半数以上が現状に満足しているという結果に。しかしその一方で、フリーランスを続けていくための障壁として「収入の安定性」や「社会的信用が得難い」という回答が多く挙げられた。
中でも、住居の賃貸借契約において、家賃債務保証会社が入居審査を行う際、フリーランスは「勤務先・勤続年数・年収」などの証明が難しいことから、与信審査が通りにくいという傾向にあるとのことだ。
reaseはこうした与信課題を解決するべく、フリーランスの与信に関する適切な評価を付与(事前付与)することで、借りられる家賃額の上限を事前に把握できる状態を作り出し、この限度額に収まる家賃額であれば入居審査を通過できる与信サービスを提供している。
一方、Another worksは、2019年9月よりマッチングプラットフォームを展開してきたが、登録タレントの中にはフリーランスも多く、フリーランスが賃貸の入居審査に落ちるということに対して課題意識を持っていたという。
そこで今回両社は、フリーランスの賃貸に関する課題を解決するため業務提携するに至ったとしている。