シプードは2020年3月12日に、新型コロナウイルス感染拡大の影響により相次ぐ記者発表会の中止を受け、記者に自社のニュースをPRできるクラウド記者クラブ「PRONE」(以下、プロネ)上で、オンライン記者発表を実施できる新サービスを提供開始すると発表した。
同サービスは、最大50人が同時に参加できる記者発表を、ソフトウェアをダウンロードすることなく開催できるオンライン記者発表サービスだ。
ミーティングルームをブラウザ上に作成できるオンラインミーティングツール「Whereby(ウェアバイ)」を活用して行われる。
利用方法は、まずプロネに登録の上、同社に対して同サービスの利用を申請。その後、オンライン記者会見時間を調整し、利用企業がプロネ内で記者に記者発表の案内を投稿することで、プロネに登録している記者を招待することができるという。
オンライン記者発表への出席を希望する記者は、プロネ内に投稿されている記者発表の案内にエントリーすることで参加申請が可能だ。
その後、同社より同サービスを利用する企業に対しオンライン記者発表場のリンクが発行される。企業は、オンライン記者発表への出席を希望する記者に対し、記者発表の会場となるミーティングルームのリンクを送付することで、記者の入室を許可し、オンライン記者発表会を実施できる。
自社の会議室で記者発表を開催できるため、外部の会場を利用するコストを抑えられるほか、地方企業にとっては、東京に拠点を置く全国メディアや全国各地のメディアとリアルタイムで情報交換ができる。
一方で、記者としても、これまで知らなかった企業・団体が開催する発表に気軽に出席ができ、企業情報やサービスに関する情報収集ができるようになるとのことだ。
なお、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響より、事態が終息するまでの間、全ての企業・団体が同サービスを無料で利用が可能となっている。