Facebookは3月12日、49のFacebookアカウントと69のページ、および85のInstagramアカウントを削除したことを発表した。

同社は削除理由として、外国干渉に関与したためとしている。ロシアの個人に代わってガーナとナイジェリアで地元の人々が意識的にまたは無意識的に運営しており、主に米国をターゲットにしていたとのことだ。

このネットワークの背後にいる人々は、非政府組織や個人ブログを装ったページを管理し、グループに投稿するため自動システムによって既に無効にされている偽アカウントの使用を含む多くの不正を行ったとしている。

彼らは頻繁に米国のニュースについて投稿し、黒人の歴史、黒人の卓越性とファッション、有名人のゴシップ、歴史上の人物や有名なアメリカ人に関連するニュース、イベント、LGBTQ問題などのトピックに焦点を当てて視聴者を増やしていたという。

これらの活動は、選挙に焦点を当てたものではなく、政治候補者を助長したり中傷したりするものでもなかったというが、彼らは目的と組織を隠そうとし、同社の調査チームはガーナにあるNGOやロシアインターネット調査局(IRA)による過去の活動に関連づく個人で構成されたEBLAへのリンクを発見したとのことだ。

よってこのネットワークは、米国の選挙に先立って疑わしい不正行為に対する内部調査の結果として検出され、同社が以前削除していたIRAに関連していたため削除するに至ったとしている。