楽天モバイルが、法人や自治体などの各パートナーとともに5GのネットワークおよびIoTを活用した新たなサービスの開発を目指す「楽天モバイルパートナープログラム」の開始を発表した。
同プログラムでは、同社と法人や自治体がパートナーシップを結ぶ。
この募集するパートナーは、それぞれが持つアセットと同社のネットワークプラットフォームなどを活用した新たなプロジェクトの提案や実現に向けたプロジェクトの共同運営を担う「プロジェクトデザインパートナー」と、各プロジェクトにおいて自らのサービスの提供や技術支援などを担う「プロジェクトサポートパートナー」の2種類となる。
なお、プロジェクトデザインパートナーは法人と自治体の応募が可能、プロジェクトサポートパートナーは法人のみの募集となる。第1弾としてスポーツおよび配送の2つの分野において募集を開始するとのことだ。
同社は、エンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築している。各パートナーはこれにより、クラウド上で稼働するネットワークプラットフォームを活用し、柔軟かつ迅速に新たなサービスを創出することができるという。
また、2019年2月に設立した次世代ネットワークの試験施設「楽天クラウドイノベーションラボ」では、5Gの技術検証や実証実験を行うことも可能。
将来的には、参加するパートナーとともに、楽天グループが展開している70以上のサービスと連携することを見込んでいるという。
今後も同社は、5Gネットワークを2020年代の社会インフラと位置づけ、既存サービスの利便性向上のみならず、新ビジネスの創出に活用し、社会問題の解決や地方創生等に貢献するとしている。