パナソニックら、プロジェクションマッピングを活用したスポーツコンテンツを開発

大日本印刷株式会社(以下、DNP)とパナソニックおよびパナソニック システムソリューションズ ジャパン、東商アソシエートが、スポーツ庁と公益財団法人日本ハンドボール協会主催の「SPORTS BUSINESS BUILD(スポーツビジネスビルド)」で、「プロジェクションマッピングを活用した新たなスポーツ体験」のコンテンツサービスを提案。最優秀賞を受賞したことを発表した。

SPORTS BUSINESS BUILDは、日本ハンドボール協会、eiicon company、日本経済新聞社と共同で、スポーツ庁の主催により開催されたビジネスコンテスト。

スポーツと企業、業界との共創およびグローバル展開を見据え、新たな事業アイデアを創り上げることを目的としている。

今回、同大会で最優秀賞を受賞したDNP、パナソニック、東商アソシエートの3社は、「『フィジカル×デジタル×遊び』で生み出す新たなスポーツ体験」として、プロジェクションマッピング技術を活用。壁に投影された映像に実際のボールを投げることでセンサーが反応し、ゴール(得点)を競うコンテンツを開発したという。

これを使うことで、老若男女問わず簡単にハンドボールの楽しさを味わうことができる。スタジアムなどのスポーツ施設に限らず、商業施設やアミューズメント施設など、投球可能な壁さえあれば手軽に楽しむことが可能だという。

なお審査では、本提案のコンセプトがハンドボールの「認知率の低さと興味感心度の高さの間のギャップ」を埋めるコミュニケーションツールであることや、3社共創による課題解決への姿勢などが高く評価され、最優秀賞の受賞となったとしている。

3社は、受賞した同コンテンツについて、スポーツ庁と日本ハンドボール協会の支援のもと、まずは競技会場やアミューズメント施設でのサービス開発などの事業化を進め、ハンドボールの魅力を伝える体験を提供予定だという。

さらに、サッカーや野球、バスケットボール等の競技への展開や、スポーツだけでなく、人と人のコミュニケーションを促す“場づくり”としての事業展開も検討していくとのことだ。

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