日本IT団体連盟、paspitを「情報銀行」として初の通常認定

一般社団法人・日本IT団体連盟(以下、日本IT団体連盟)の情報銀行推進委員会が、2020年2月26日、DataSignの「paspit(パスピット)」について、第4弾となる「情報銀行」認定を決定したことを発表した。なお2018年12月の情報銀行認定に関する受付開始以来、初めての「通常認定」マークの付与となるという。

paspitはパーソナルデータを安全に保管し、活用できるサービス。保管されたパーソナルデータに対して、データ活用企業から個別にデータ提供オファーが届き、ユーザーがそれを承認すると、パーソナルデータを分析することで、個々に合わせたサービスなどが提供される。なお、データ提供については、ユーザーが承認しない限り行われないという。

今回日本IT団体連盟が同サービスに付与した情報銀行認定マークは、指針ver1.0を踏まえて日本IT団体連盟が策定した、国際水準のプライバシー保護対策や情報セキュリティ対策等に関する認定基準に適合しているサービスを示すもの。

そのため、情報銀行認定を受けたサービスや事業者においては、安心・安全な「情報銀行」として、消費者個人がその個人情報を信頼して託せるサービスや事業者であることをアピールすることが可能となるという。

同連盟は、今後の情報銀行認定の状況等も踏まえつつ、「情報銀行」認定を受けた事業者等を対象とし、その個人情報等の取扱いに関する苦情の処理などを行う「認定個人情報保護団体」も視野にいれることを予定。

消費者関係団体等と連携した情報銀行に関する生活者への普及啓発、「スマートシティ官民連携プラットフォーム」と連携した地域展開の推進、更なる「情報銀行」認定等を通じて情報銀行エコシステムの更なる発展に引き続き取り組んでいくとのことだ。

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