Airbnbは3月10日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ホストとゲストがホスティングや旅行プランをキャンセルまたは延期したいというニーズを満たすために開発しているツールとプログラムの一式となる「より柔軟な予約」を発表した。

同社は、通常はキャンセルに伴い料金が発生するリスティングについて、ゲストの要望に応じて例外的に予約キャンセルと返金の対応をするホストをサポートする。

ホストには、プラットフォームを通じて返金を直接承認する新しいツールが用意されるという。また、これらのリスティングの可視性を高めて新しい予約を促進するプロモーションを実施。2020年6月1日までの間、これらのリスティングの新規予約について、通常適用される3％のホストサービス料を免除するとのことだ。

ゲストは、それぞれのニーズならびにCOVID-19の見通しに応じて、最も適切なキャンセルポリシーが適用された宿泊施設を検索し予約できるフィルターを使用できる。

また、2020年3月11日から6月1日までの間に予約した宿泊先のキャンセルをする必要があり、Airbnbゲストサービス料の返金がない場合、今後の旅行予約に使用可能な旅行クーポンとしてその料金を払い戻しするという。

既存の予約の大半は、ペナルティなしでのキャンセルの対象となっており、予想外の状況である場合、酌量すべき事情ポリシーの対象となり、ゲストには料金の全額返金が行われる。

同社が、これらのツールとプログラムに関して、今後アップデートがある場合、案内するとのことだ。