アディダスが3月8日の国際女性デーに、iFundWomenを通して新しいパートナーシップを契約したことを発表した。
iFundWomenとは女性起業家を支援するためのスタートアップ資金調達プラットフォーム。世界では依然として女性が企業家として参入しづらいことを受けて発足されたものだという。
アディダスの女性起業家とのパートナーシップは今年初めから実施されており、すでに9人の女性主導の企業とパートナーシップを結んでいるとのこと。契約した起業家たちは、アディダスとiFundWomenから資金提供を受けただけでなく、専門的なビジネスコーチングなどのサポートも得たという。
なお現在発表されているアディダスとパートナーシップを結んだ女性起業家たちは以下の9人。
・Alex Taylor(ニューヨーク)
女性のための安全なバスケットボールコミュニティを提供するHoop York Cityの設立設立者。
・Susan Sullivan(サンフランシスコ)
現役アスリートであり、ドキュメンタリー映画制作を通じて女性アスリートを支援する映画祭「Women Sports Film Festival」の創設者。
・Kelly Bessis(パリ)
ボクシング事業とフィットネス事業を行うDadaの創設者。
・浜本まり紗(ロサンゼルス)
プロの車いす社交ダンスカンパニー「Infinite Flow – A Wheelchair Dance Company」の設立者。同社は障害のあるダンサーと障害のないダンサーで構成される非営利NPO法人となっている。
・Hélène Guillaume(サンフランシスコ)
女性向けに特別に設計されたフィットネスアプリを提供するWILD.AIの創設者兼CEO。
・Jasmina Srna(ベルリン)
元プロフットボール選手であり、スポーツと総合的な教育を組み合わせることで子供たちを支援するSafe-Hubの共同設立者。
・Mariana Pajón(メデジン)
コロンビア、メデジン出身の女子自転車競技者であり、オリンピックでは金メダルを二回獲得。コロンビアの子供達にスポーツを行う機会を創出する非営利団体Pedaleando por unSueñoを設立。
・Brittany Edwards/Khiana Lowe(ニューヨーク)
スポーツ、スニーカー、音楽などあらゆるクリエイティブ業界内の格差への認識のギャップに対処するIncorp[HER]atedを共同設立。
・Francesca Brown(ロンドン)
スポーツや教育を通じて社会的および個人的な障壁を打ち破ることにより、11〜16歳の若い女性と少女たちを支援するためのサッカー開発プログラムGoals4Girlsの CEO兼創設者。
同社は今後も、iFundWomenと協力し、スポーツ業界の女性起業家を支援していくとのことだ。