Twitterは2020年3月6日に、ヘイト行為に関するポリシーの範囲を広げ、宗教にもとづき人間性を否定する言葉を対象に含めたことを発表した。
また、Twitterはこのルールを拡大し、年齢、障がいや病気にもとづいて人間性を否定する言葉もポリシーの対象に含め、違反するツイートが報告された場合、削除を義務付けるという。
Twitterでは幅広い意見を考慮し、このポリシーがさまざまなコミュニティや文化にどのような影響を及ぼすかについて、2018年にユーザーアンケートを実施した。
それによると、人間性を否定する言葉と政治的グループやヘイトグループ、その他社会的に主流派ではないグループを関連づけるべきだという意見が多く寄せられてたという。
また、多くの言語において、ポリシーを詳細に規定しつつ、違反事例をより多く提示することが必要との意見もあったという。
Twitterはこれらの意見を十分に考慮し、ルールを明確化。そのため、対象となるカテゴリーの拡大に伴い、知識や情報の習得を続けてきた。
そして検討を重ねてきた結果、異なる文化のニュアンスにおいても、より一貫した措置が取れる態勢が整い、今回のアップデートに至ったようだ。
今後、Twitterではポリシーの対象範囲を拡大していく予定としており、どのようにポリシーの対応をしていくかについては随時発表していくとのことだ。