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アドビシステムズが、テレワークで働いたことのあるビジネスパーソンに対し、テレワーク勤務のメリットや課題について聞いた調査結果を発表した。なお調査は都内に勤務し、過去3ヶ月以内にテレワーク勤務を経験したことのあるビジネスパーソン男女計500名を対象にインターネット上で行われたものとなる。
主な調査結果は以下の4点。
•テレワークを体験した86.4%が、業務の生産性が上がったと感じ、93.2%が今後も定期的にテレワークを実施したいと回答。
•業務上の課題として感じたこととして最も多かったものは「会社に保管してある紙の書類を確認できない(39.6%)」で、次いで「自宅にプリンターやスキャナーがない(36.2%)」「自分以外の仕事の進捗が把握しづらい(35.0%)」。
•心理的・身体的課題として最も多かったのは「同僚とのコミュニケーションの量が減る(38.4%)」で、次いで「時間管理が難しい(30%)」「つい仕事以外のことをしてしまう(28.6%)」。
•テレワークで働いているときに、紙書類などの処理対応のためにやむなく出社した経験があると回答した人は64.2%。
テレワーク経験者の8割以上が業務の生産性向上とペーパーレス化を実感
テレワークを実施して、自身の生産性は上がったと思うかを聞いたところ、86.4%のビジネスパーソンが、生産性が上がったと感じていることが判明した。またテレワークを実施してペーパーレス化が進んだかどうか聞いたところ、84.8%が「ペーパーレス化が進んだ」と回答した。
テレワークの課題は「会社にある紙の書類」と「同僚とのコミュニケーション」
テレワークを実施して感じた業務上の課題を聞いたところ、最も多かったものは「会社にある紙の書類を確認できない(39.6%)」で、次いで「プリンターやスキャナーがない(36.2%)」「自分以外の仕事の進捗が把握しづらい(35%)」と続いた。
「紙書類の確認や捺印などでやむなく出社」64.2%が経験アリ
テレワークで働いているときに、判子や書類へのサイン、オフィスに保存してある紙書類を確認するといった、出社しなければ対応できないようなタスクが発生してしまい、出社した経験があるかどうかを聞いたところ、約5人に1人(21.4%)が「頻繁にある」と回答。「ときどきある」と回答した42.8%と合わせ、6割以上がテレワーク中にやむなく出社した経験があることが判明した。
心理的・身体的課題は「同僚とのコミュニケーション」
業務的な課題に合わせ、テレワーク中の心理的・身体的課題を聞いたところ、最も多かったのは「同僚とのコミュニケーションの量が減る(38.4%)」で、次いで「時間管理が難しい(30.0%)」「つい仕事以外のことをしてしまう(28.6%)」と続いた。
経験者の9割以上がテレワークを継続実施したいと回答
テレワークの経験者に今後、定期的にテレワークを実施したいかを聞いたところ、「積極的に実施したい」が52.6%、「どちらかというと実施したい」が40.6%と合わせて93.2%が今後も継続的に実施していきたいと回答した。
(※)「テレワーク勤務のメリットや課題に関する調査結果」 概要
調査方法:インターネット調査
• 実施対象:500人
(都内に勤務し過去3ヶ月以内にテレワーク勤務したことがあるビジネスパーソン)
• 調査期間:2020年2月10日~17日
今回の調査は、日本政府による新型コロナウイルスの対策基本方針が決定される前の調査。
<参照元>
アドビ「テレワーク勤務のメリットや課題に関する調査結果」を発表
アドビ