トヨタ、役員体制改革で副社長職を廃止

TOYOTA

トヨタ自動車が、2020年4月1日付の役員体制の変更について発表した。

同社は今回の役員体制の変更で、従来の「副社長」と「執行役員」を「執行役員」に一本化。執行役員を同格にしたうえで、チーフオフィサー、カンパニープレジデント、地域CEO、各機能担当に分け、それぞれの役割をより明確化した。また役割は固定せず、その時々の適任者を配置する。

なお今回の体制変更について、豊田章男社長は

「これまでも役員人事や組織改正については、『適材適所』の考え方に基づき、従来の慣例にとらわれることなく、柔軟に実施してまいりました。今回の体制変更についても、さらに階層を減らすことによって、私自身が、次世代のリーダーたちと直接会話をし、一緒に悩む時間を増やすべきと判断いたしました。
次世代のために、今、私がやらなければならないことは、何よりも『トヨタらしさ』を取り戻すことだと思っております。」

と述べている。

同社は今回の体制変更により、こうした改革の流れをさらに推し進め、グローバルトヨタとしての最適視点で経営を考える体制を目指していきたいとのことだ。

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