GAテクノロジーズが、電子契約プラットフォーム「DocuSign Agreement Cloud」を導入し、2020年3月より資産運用型中古マンションの売買契約書を電子化したことを発表した。
DocuSign Agreement Cloudは、資産運用型中古マンションの売買契約書管理をクラウド化し、PCやスマホで契約締結・締結済み契約書確認を可能にする。このプラットフォームの電子署名を活用し、同社で取り扱う資産運用型中古マンションの売買契約書を対象に電子契約にて提供するという。
また、この電子化によって、紙出力・保管にかかるコストや印紙代の削減による生産性の向上だけでなく、書類管理にかかる工数削減などを実現し、コンプライアンス・セキュリティ強化を図っていくとしている。
日本の建物取引業者が行う不動産売買契約は、消費者保護の観点から対面・書面交付にて行うことが法律で定められている。
しかし、社会を取り巻く環境が急速に変化する中、不動産業界でもアナログな契約手続きの見直しが図られているという。
同社はこれまで、資産運用型中古マンションのローン申込み・審査手続き・登記手続き・購入後の管理など、不動産取引に必要な各プロセスごとに業界を先行して電子化・非対面化に取り組んできた。
今回、不動産売買契約書の電子化により、多様な顧客ニーズに対応する時代に即した不動産取引の実現に向け、同サービスの導入に至ったという。
同社は、不動産の売買契約書にだけではなく、不動産取引にまつわる書類のデジタル化に取り組んでいくとのことだ。