ドコモが、5G時代におけるさらなる快適な通信の提供へ向け、通信品質の最適化業務にAIを導入すると発表した。

今回導入するAIは、エリクソン・ジャパンと共同で開発したものであるという。

ドコモは、通信トラフィック情報や品質調査の情報を多面的に分析することで、通信品質の最適化を行っている。

2019年12月より全国主要都市で実施しているトライアル運用では、AIの問題検知の結果から、品質改善従事者が適切な対策手法を抽出でき、ユーザーの通信品質のさらなる向上につながることを実証したとのことだ。

今回の取り組みは、品質改善のノウハウをAIが学習し、問題があるエリア・通信品質低下の要因特定や通信品質に関わるデータの分析などをAIが行う。これにより、さらにつながりやすく安定したモバイル通信の提供を目指すという。

docomo

ユーザーのニーズの多様化が予想される5G時代において、AIによる自動化で品質最適化の業務が効率化されることにより、品質改善従事者はネットワークのコンサルティングなど、より複雑で高度な品質改善業務に対応が可能となる。

同社は、今後もネットワークの複雑化やユーザーの多様なニーズに対応し、さらに快適で信頼性の高い通信サービスを提供するとしている。