ふるさと副業・兼業を促進する「求人ステーション」の提供開始

非営利支援団体一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下、フリーランス協会)が、副業・兼業・フリーランス人材の一括問合せサービス「求人ステーション」の提供を開始することを発表した。

求人ステーションは、業務委託人材を探す企業が無料で使える一括問合せ窓口。全国の企業が利用することが可能となっており、外部人材活用に関する質問や相談に答え、多種多様なマッチング事業者の中から最適な人材と出会える事業者へと繋げるという。

同協会が2019年4月に実施した「地方における仕事やボランティアへの関心・関わり」についてのアンケート調査では、首都圏に住む会社員(副業人材候補)のうち、「ふるさと副業・兼業」(地方での業務やボランティア活動)に興味がある人は82.3%もいることが分かったという。

一方で、地方企業における受け皿は未開拓となっており、企業にとって業務委託による人材活用の情報やノウハウが十分認知されているとは言い難い状況となっており、こうした背景を受け、同協会は副業・兼業人材が安心して働ける土壌を拡げていくために、マッチング事業者による支援業務の実施を決定したとのことだ。

また同サービスに登録するマッチング事業者は、すべて同協会の独自基準に沿った審査をクリアした「認定マッチング事業者」。認定マッチング事業者は随時募集受付・審査を行い、今月中に10社程度の登録を見込んでいるという。

なお人材シェアを通じた地元企業の活性化や関係人口創出に関心のある自治体や、経営支援機関、金融機関との連携の受付も同時に開始。初年度で同サービスを通じた副業・兼業人材のマッチング件数1,000件を目指していくとのことだ。

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