みずほ銀行が、インドネシアにある同行子会社PT. Mizuho Balimor Finance(以下、MBF)の株式を、同行の持分法適用関連会社であるオリエントコーポレーション(以下、オリコ)へ譲渡することで合意と発表した。

譲渡日は、現地金融当局の承認を前提に3月31日を予定している。

インドネシアは、ASEAN諸国の中でも最大の人口・経済規模を有しており、今後の経済発展を背景に金融市場の拡大が期待されている。また自動車販売台数の拡大に伴い、オートローンも需要が拡大するものと見込まれているという。

みずほ銀行は、2011年にMBFの発行する株式の51%を取得し連結子会社化。以降、貸出資産の増加・管理理体制の強化等を行っており、中古車ローン事業への本格参入など業容拡大をはかることで、企業価値のさらなる向上を展望しているという。

みずほ銀行は、MBFがこれまで構築してきた事業基盤に、国内オートローンシェアトップの信販会社であるオリコが持つ日本・タイでの中古車オートローン事業を通じて培った事業ノウハウを活用することが有益になると判断したことから、オリコへのMBFの株式譲渡を決定。

みずほグループは、今後もASEAN金融マーケットの成長の取り込みに向け、グループのノウハウをフル活用し、グローバルリテール事業の拡大に取り組んでいくとのことだ。