三菱UFJ銀行は、東南アジアにおけるスーパーアプリ事業者Grab Holdings Inc.(以下、Grab社)と戦略的提携契約を締結し、資本・業務提携をしたことを発表した。
提携にあたり、両社の金融知見・ノウハウや、先進的テクノロジーやデータ活用ノウハウを掛け合わせることで、Grab社のサービスを利用するユーザーやドライバーなどへ向けて新たな次世代金融サービスの提供を目指す。
MUFGはパートナーバンク(以下、PB)への戦略的出資を通じて、東南アジアにおけるビジネスプラットフォームを構築、同地域の事業を強化している。PBとのシナジーの深化および同地域における事業のさらなる拡大を図るべく、利便性の高い日常的なデジタルサービスを提供するGrab社との提携に至ったという。
また、同行は三菱UFJイノベーション・パートナーズおよびKrungsri Finnovate Co.,Ltd.とともに、Grab社へMUFG全体で最大706百万米ドル(※1)の出資を予定している。
今後、同行と、MUFGの東南アジアにおけるPB(※2)は、Grab社とともに東南アジアのユーザーの新たな金融サービスの提供を目指し、協働を進めていくとのこと。また、MUFGはGrab社と共同で展開する金融サービスを通して、グローバルベースでの社会課題の解決に取り組むとしている。
(※1)(1米ドルあたり110.91円で換算した場合、約783億円)
(※2)タイ王国の Bank of Ayudhya Public Company Limited、
インドネシア共和国の PT Bank Danamon Indonesia, Tbk.、
フィリピン共和国 の Security Bank Corporation
ベトナム社会主義共和国の Vietnam Joint Stock Commercial Bank for Industry and Trade