イオンと中国電力は、大規模災害が発生した際に両社が協力して被災者支援にあたることを定めた 「災害時における相互支援に関する協定」を締結したことを発表した。

同協定により、大規模災害発生時、イオンは中国電力に対して支援物資の提供および復旧拠点設営用のスペースを貸与するという。

また中国電力は自治体からの要請に基づき、イオンが設置した一時避難場所への電力供給を、各設備の被害・復旧状況を勘案し可能な範囲で実施するとのことだ。

イオンは、有事の際に地域の利用者のくらしを支え、社会インフラの役割を果たすべく、これまでも巨大地震や津波を想定した大規模な防災訓練を継続的に実施するなど、事業継続に備える取り組みを積極的に進めてきたという。

中国電力は、日頃より電力設備の保守・点検作業等を通じて、電力の安定供給に努めるとともに、大規模災害を想定した訓練を定期的に行うなど、災害時の対応力の強化に取り組んでいるとしている。

内閣総理大臣から指定公共機関に認定されている両社は、同協定の締結により、大規模災害発生時の支援活動を円滑に行い、地域社会へのさらなる貢献を目指すとともに、今後も、地域の利用者のくらしを支えるライフラインとしての社会的責任を果たしていく方針を示している。