明治は、賞味期限が1年以上の家庭用商品(常温・冷凍商品)100品目以上を対象に、賞味期限の表示を「年月日」から「年月」表示へ変更する取り組みを2020年2月より順次拡大していく方針を発表した。
あわせて、賞味期限の延長を行うとのことだ。
2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」では、食品ロスに関して、2030年までに1人あたりの食品廃棄量を半減させることが盛り込まれ、さらに昨年10月から「食品ロス削減推進法」が施行するなど、食品ロスに対する関心が高まっているという。
一方で日本の食品ロスは年間約643万トンといまだ多くの食品が廃棄されており、食品ロスの削減は重要な社会課題となっていると同社は述べている。
これまで同社は、チョコレートや乳児用液体ミルクなど一部商品にて年月表示を行ってきたが、今回対象商品を100品目以上増やし、本格的に賞味期限の年月表示化を進める。
その第一弾として、2020年2月よりプロテイン粉末「ザバス」の賞味期限を年月表示に変更し、今後も順次年月表示へ切り替え、2020年度中の移行完了を目指すとのことだ。
年月表示への取り組みを拡大することで、サプライチェーン全体での食品ロスの削減に貢献するとともに、物流の効率化などに寄与していくとしている。