JALは、長崎県の自治体などとの協力のもと、2月18日に県内の離島空港間(往復約46km)において無人ヘリコプターによる貨物輸送実験を実施したことを発表した。
今回の実験内容は、保冷容器に医薬品を想定した模擬貨物を入れ、冷温を保ったまま上五島空港と小値賀空港の間(往復46km)を無人ヘリコプターで輸送を実施。なお、無人ヘリコプターにより空港間(往復約46km)を目視外飛行で輸送したものとしては国内初の実験になるという。
また、併せて、将来的な航空貨物物流との連携を見据え、2月19日に長崎県新上五島町で朝収穫された鮮魚を無人ヘリコプターによる離島間輸送(約35km)と日本航空便での航空貨物輸送を組み合わせ、同日内に東京都内のレストランまで輸送する実験を実施した。
同社は今後の環境整備とより大型の無人航空機が開発されていくことを視野に、事業化を検討していく方針だ。