Facebookが、同社の提供するFacebook上の写真や動画を直接他社のサービスへ移行することができる新しい機能を発表した。
この機能により、Google フォトへの移行が可能になるという。
同社は、特定のサービスに対して人々が共有したデータは、容易に別のサービスにも移行できるべきだと考えているという。また、このデータポータビリティの原則が、利用者の皆様による管理を可能にし、選択肢を提供すると同時に、イノベーションを促進させるという。
2019年9月、プライバシーに関する問題の議論を促すためのホワイトペーパーを発行した同社。
それ以来、世界中の関係者と話し合い、どのようなデータを移行できるようにするか、ポータビリティを保証しつつプライバシーを保護する方法について意見を聞き、過去の実例やツールが有益であることがわかった。
そのフィードバックを踏まえ、開発し、ユーザーや専門家が評価できる機能を提供することで、データポータビリティポリシーを進展させるきっかけになると考えているようだ。
今回発表された同機能は、オープンソースのユーザーデータ移行プロジェクト(Data Transfer Project)に参加して開発したコードをベースにしている。また、今後数か月のうちに世界中で利用可能になる予定とのことだ。
なお、プライバシーとセキュリティを最優先事項としているため、移行されるデータはすべて暗号化され、移行が開始される前にパスワードの入力が求められるようになっている。