ファーストリテイリング傘下のユニクロとGUは2020年4月1日から、国内全店舗でショッピングバッグを有料化し、1枚一律10円(税抜)で販売することを発表した。
プラスチックごみによる環境汚染への懸念が世界的に増大する中、同社は、買い物客の手に渡る使い捨てプラスチックを2020年中にグループ全体で2018年実績から85%(約7,800トン)削減する目標を設定している。
この取り組みの一環として2019年9月から、プラスチック製ショッピングバッグを順次、FSC認証(森林認証)を受けた紙または再生紙を使用した環境配慮型の紙製へと切り替えを進めてきた。
今回、ユニクロとGUの国内全店舗に紙製ショッピングバッグが導入されるのに合わせ、ショッピングバッグの有料販売を開始。さらにマイバッグの利用促進と、ショッピングバッグ全体の使用量削減に努めていくとのことだ。同時に商品パッケージについても、プラスチック製パッケージの撤廃およびFSC認証(森林認証)を受けた紙などを使った代替パッケージへの切り替えを促進するという。
これまでも同社は、2019年秋冬シーズンよりユニクロのルームシューズでプラスチック製パッケージを廃止したほか、2020年春夏シーズンのエアリズム一部商品などでも、紙製ヘッダータイプのパッケージを導入している。
2020年秋冬シーズンからは、ユニクロのヒートテックや、GUの一部インナー商品でも順次代替素材パッケージへの切り替えを進めていく計画とのことだ。