アリババグループ・ホールディング・リミテッドは2020年2月13日、2019年10-12月期（会計年度2020年第3四半期）の決算を発表した。
当期は、中国国内のリテール事業及びクラウドコンピューティング事業の売上が大幅に増加。グループ全体の売上高は前年比38％増の1,614.56億元（2兆5,025.7億円）に達したという。
コアコマース事業の売上高は前年同期比38％増の1,414.75億元（2兆1,928.6億円）。その内、中国国内のリテールビジネスの売上高は前年同期比36％増の1,104.58億元（1兆7,121.0億円）となった。
B2Cマーケットプレイス「天猫（Tmall）」のGMV（流通総額）は前年同期比24％増で、特に日用消費財（FMCG）及び電子製品の売上が大きく伸びているという。
米国会計基準に基づく株主に帰属する当期純利益は523.09億元（8,107.9億円）、当期純利益は464.93億元（7,206.4億円）となっている。調整後EBITDA（※）は前年同期比37%増の558.80億元（8,661.4億円）となった。
また、中国小売市場における月間モバイルアクティブユーザー数は2019年12月末時点で8.24億人となり、2019年9月末時点より3,900万人増加したという。
中国小売市場における年間アクティブユーザー数は7.11億人となり、2019年9月末時点より1,800万人増加。その新たなユーザーの60%が新興地域のユーザーとなっている。
（※）税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値
1中国人民元＝15.5円のレートで日本円に換算。（2月現在）