JALと三菱商事は、Bell Textron Inc.(以下、Bell)と日本およびアジアにおける市場調査や事業参画などの共同研究推進に関する業務提携を締結した。

同提携により、3社は日本を中心にアジア域内で、Bellが開発するeVTOL機材を用いたサービス提供の検討を開始するという。

Bellは、米国においてeVTOL(※)の製品開発などエアモビリティ分野にいち早く参入したヘリコプターとティルトローター機の製造企業。

JALは、これまでの空の移動に関わるノウハウを活用し、空飛ぶクルマなど次世代エアモビリティの運航プラットフォームの構築を目指す。また、次世代エアモビリティサービスの提供を通して、災害対応や医療などの分野で地域の課題を解決し、SDGs達成に向けた取り組みを推進するという。

住友商事は、全世界に展開するグローバルネットワークとさまざまな産業分野における顧客・パートナーとの信頼関係をベースとした多角的な事業活動を通じ、革新的な移動サービスの実現に向けた新たな技術発明や産業発展および次世代モビリティ社会の構築に貢献していくとのことだ。

(※)electric Vertical Take-Off and Landing(電動垂直離着陸機)の略。電動モーターで複数の回転翼を回転させ、垂直離着陸できる小型航空機。ドローンと電気自動車の技術を融合した次世代の都市交通の輸送手段として注目されている。