KADOKAWA Game Linkageは、日本国内におけるeスポーツ市場動向について、2019年の市場規模および内訳、2023年までの成長予測、ファン数(試合観戦・動画視聴経験者)の推移を発表した。
2019年の日本eスポーツ市場規模は、前年比127%の61.2億円となり、2018年から2019年にかけて、大手企業の参入が相次ぎ、市場の伸長が続いているという。
同調査では、2020年から2023年までの年間平均成長率は約26%と予測。
高速・大容量化、低遅延、多数端末接続が特徴の次世代モバイル通信「5G」が開始されることで、モバイルのeスポーツが活発化し、また家庭用ゲーム機・PC向けeスポーツタイトルが今後モバイル端末でも展開されることが見込まれ、スマートフォンが普及している日本において、さらにeスポーツ市場が拡大すると予測されると同社は推測している。
2019年時点での日本eスポーツ市場の収益項目別割合をみると、チーム・大会へのスポンサー料や広告費といった「スポンサー」の割合が多く、全体の75.7%を占めている。
日本においてもeスポーツ大会の開催やプロゲーミングチームの発足が相次ぎ、スポンサーシップを表明する企業が引き続き増加傾向にあるとのことだ。
2019年の日本eスポーツファン数(試合観戦・動画視聴経験者)は前年比126%の483万人となった。
今後、大会数の増加や「5G」による動画視聴の機会が増えることで、eスポーツファンがさらに拡大することが見込れるとしている。
<参照元>
「2019年日本eスポーツ市場規模は60億円を突破。」
KADOKAWA Game Linkage