三菱電機とエスイーフォー(以下、SE4)が、岩手県滝沢市にて、実機を用いた遠隔操作技術の実証実験を実施したことを発表した。
同実証実験では、SE4が現在開発を進めているロボット遠隔操作技術を搭載したショベルカーを用いて、遠隔操作による除雪作業を試行。
今回使われた同社の技術では、VR空間に生成された現場の様子から、ユーザーが作業領域を指定する等の必要な情報を判断・指示し、ロボットが自律的にタスクを実行。
また、現場や土壌の状態等複合的な要素から作業方針を決める等、総合的な判断が必要な場合は、ユーザーがマニュアルモードにて作業を実行したり、改善策をロボットへティーチングし作業を継続したりすることが可能となっている。
同社は、今回の実証実験において新たに得られたデータをもとに、掘削や整地等の、主に建機を使用した作業に必要な技術精度の向上にむけ、研究開発を促進していくとのことだ。