JAL、予約発券データの新しい標準規格「NDC」を導入

JALは、航空会社と旅行会社とのシステム間で取り扱う予約発券データの新しい標準規格、「New Distribution Capability」(以下、NDC)を導入し、NDCを活用した販売を開始すること発表した。

NDC導入にあたっては、コンテンツアグリゲーター(※1)であるトラベルフュージョン社(※2)との接続から開始。

その後、複数の他コンテンツアグリゲーターや、アグリゲーター機能を担うGDS(※3)、さらにはNDCを積極的に活用する旅行会社などとの直接接続を行い、NDC規格を使用した販売を拡大していく。

同社は、世界中の旅行会社システムと送受信するデータを高速化・大容量化することで、旅行会社のホームページなどでも、JAL Webサイトと同様な写真や動画などのコンテンツが表示される環境を整えるという。

また、NDC規格は一般に公開されており、他業界とのデータ連携も容易なことから、利用者が航空運送をはじめとするすべての移動手段をワンストップで利用できるMaaSへの応用も今後検討しているとのことだ。


(※1)航空会社システムと旅行会社システムとをNDCを用いて接続する中間業者
(※2)32社以上のNDCフルサービスキャリアと40社以上の旅行会社、多数のメタサーチとサポート契約をしている、IATA NDC認証
(※3)Global Distribution System。国際線の航空座席の予約・発券、その他ホテルやレンタカーなどの旅行商材を取り扱える、オンライン旅行会社や業務渡航に特化した旅行会社を含む、旅行会社向けの予約システム。

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