メルカリとメルペイ、NTTドコモ(以下、ドコモ)は、3社のユーザーの更なる利便性とサービス向上、キャッシュレス推進、新規事業の検討などを目的とした業務提携について合意したことを発表した。

両社のIDである、「メルカリID」と「dアカウント(R)」を連携させることにより国内最大級の顧客基盤を実現するという。

この連携により、メルカリでの取引1回につき、取引額100円(税込)ごとに1ポイントのdポイントを還元する。

貯まったdポイントは、1ポイントあたり1円(税込)として、メルカリでの取引に利用可能。

また、スマホ決済事業について、「メルペイ」ウォレットと「d払い(R)」のウォレットの電子マネー残高およびポイント残高の連携を実施し、両社の決済サービス加盟店の共通化など各社のサービスにおけるポイントのシームレスな利用を実現していくとしている。

今後、現在一部のドコモショップで実施している「メルカリ教室」やメルカリの梱包・配送サポートの全国展開の推進を検討しているとのことだ。

そのほか、各社が保有する各種データを連携させたfintechサービスの開発や、新たなマーケティングや販促ソリューションの開発なども検討しているとしている。

今回の連携を懸念した「メルカリでd払いを使うと+10%還元キャンペーン」も、2020年2月4日から2020年2月24日まで実施される。

メルカリとドコモは、3社が持つアセットを相互に活用し、ポイントをシームレスに利用できる決済サービスを実現することにより両グループのユーザーの利便性向上、また、日本におけるキャッシュレス推進をめざし、さまざまな事業を展開していく方針を示している。