富士通が、明治大学に「FUJITSU AI Zinrai Translation Service」(以下、Zinrai Translation Service)を提供したことを発表。

Zinrai Translation Serviceは、ニューラル機械翻訳(※)により、日本語・英語、日本語・中国語の双方向のビジネス文書の翻訳に対応する翻訳サービス。日本語・英語間においてTOEIC®960点レベルの日本人ビジネスパーソンと同等の翻訳精度を実現しているという。

明治大学は、1月より事務系職員約1,000人が海外大学との各種協定書や外国人留学生向け資料・掲示物、外国籍教員に対する契約書などの作成業務において同サービスの利用を開始している。

fujitsu-明治大学

同大学は、2014年に文部科学省が定めたスーパーグローバル大学創成支援事業のタイプB(グローバル化牽引型)に採択されるなど、近年グローバル化を急速に進めてきた。

各種協定の締結や外国人留学生の受け入れ、外国籍教員の採用など、職員業務においても、翻訳が必要となる場面が年々増えていたが、翻訳作業では各部署の職員が個別に対応しており、作業負荷の高まりや翻訳品質に課題があったという。

富士通は今後も同サービスの提供を通じて、グローバル化が進む職員の働き方改革を支援していくとのことだ。

(※)ニューラルネットワークによるディープラーニングを用い、大規模な対訳データを学習した機械翻訳。