サイバーエージェントが、オンラインとオフラインを融合したマーケティングプラットフォームの確立を目的に、AWLと資本業務提携、ならびにサッポロドラッグストアーと業務提携を締結。AWLが提供するAIカメラソリューションを活用した小売事業者のデジタルトランスフォーメーションを推進する実証実験・広告商品開発を開始することを発表した。

同社によると、人手不足に悩む小売店舗では、店舗のデジタル化によるオペレーションの自動化・効率化が急務とされているという。さらにAIカメラ、デジタルサイネージなどを活用した最適な販促施策を実現するサービスの広がりにより、リアル店舗とオンラインを融合させた施策に関心が高まっている。

こうした背景を受け、3社は業務提携を締結し、店舗のデジタルトランスフォーメーションに関する実証実験を開始する。

なお、同実証実験では、サッポロドラッグストアーが北海道を中心に200店舗以上を展開するドラッグストア「サツドラ」において以下の検証を行う。

①OMO分析運用プラットフォーム開発に向けたデータ収集、PDCAによるノウハウ蓄積
②デジタルサイネージによる購買の行動変容
③AIカメラやPOSなどで取得可能なデータを活用した販促施策
④自社アプリの販促メディア化と販促施策
⑤デジタル広告を活用した店舗への集客最適化

上記の実証実験から得られた結果をもとに、各社の強みを活かすことで、小売のデジタルトランスフォ―メーションを推進。OMO(Online Merges with Offline)分析運用プラットフォームの開発および店舗の価値向上を目指していくとのことだ。