日立ソリューションズは、スイスのScandit AG.と、ソフトウェア開発キットの「Scandit」のライセンス契約を締結したことを発表した。
Scanditとは、AR(拡張現実)技術で業務システムの情報とリアル空間を組み合わせることができるソフトウェア開発キットである。
スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスと、そのカメラを活用し、AI技術で暗い場所や離れた場所でも複数のバーコードやQRコードを瞬時に読み取ることができる。さらに、汚れや破れがある場合も高い認識率で読み取ることが可能である。
同社はこれまで、フィールドとオフィスの情報共有システムである「フィールド業務情報共有システム」を、製造業や社会インフラ事業者を中心に提供し、フィールド業務の効率向上を支援してきた。
今回のライセンス契約の締結により、同システムにScanditをオプションとして提供していくとしている。