b8taは、ベンチャーキャピタル Evolution Ventures(以下、エボリューション)と合弁でb8ta Japan(ベータ・ジャパン)を設立したことを発表した。2020年夏に日本への参入を予定しており、新宿マルイ本館と有楽町電気ビルへ2店舗出店をするという。

b8taは2015年に米国サンフランシスコで創業され、「サービスとしての小売(RaaS:リテール・アズ・ア・サービス)」と呼ばれるソリューションを提供している。

2020年1月現在、米国内24店舗、ドバイに1店舗を構え、店舗内の区画をさまざまなブランドに定額で提供。実店舗への出品を手軽なものにし、消費者に世界中の最もイノベーティブな商品を発見、体験、購入できる場を提供している。

日本への参入について、創業者の一人であるPhillip Raub(フィリップ・ラウブ)は、

「2015年に初出店して以来、日本から本当に多くのお客様がb8taを訪れてくださいました。海外進出を検討するにあたり、トレンドに敏感な消費者の多い東京への出店は明確な選択肢であり、多様な商品をご紹介できることを楽しみしております」

と述べている。

今回、丸井グループ、三菱地所、カインズがそれぞれエボリューションへ出資。凸版印刷も米国b8taへの出資を通じ、日本での新たな小売体験の創出を推進するという。