マイクロソフト、2030年までにカーボンネガティブとなる計画を発表

Microsoft

マイクロソフトが、2030年までに同社が排出したCO2よりも多くのCO2を除去し、カーボンネガティブになる計画を発表した。

さらに、1975年の創業以来、直接的および電力消費により間接的に排出してきたCO2の環境への影響を 2050年までに完全に排除するという。

マイクロソフトは、2012年にも、2030年までに、直接的な排出、および、サプライチェーンとバリューチェーンに関連する排出を含めて、CO2排出量を半分以下に削減するという目標を発表。

前年に増加した社内の炭素料金の対象を、自社による直接的排出だけではなく、サプライチェーンとバリューチェーン全体の排出へと拡大することにより、プログラムの資金の一部を確保してきたという。

現在の炭素料金は 1トンあたり15ドルであり、スコープ1とスコープ2の全排出、および、スコープ3のうち、出張に関する排出を対象にしているが、今年の7月には、現在の社内炭素料金にスコープ3の全排出も取り入れる改定を行う予定だという。

また、マイクロソフトのテクノロジーを活用して、ユーザーがカーボンフットプリントを削減できるよう支援する、新たな取り組みを開始。

CO2の削減、捕獲、除去テクノロジのグローバルな開発を支援するための 10億ドル規模の気候イノベーションファンドも設立する予定だという。

さらに、来年よりサプライチェーンの購買プロセスにおいて、CO2排出量削減を重要な考慮点とすることを発表。2025年までに再生可能エネルギーに完全にシフトするという。

これらの取り組みの進捗状況は、マイクロソフトの CO2の影響把握と削減の取り組みの詳細を記載した Environmental Sustainability Report (環境サステナビリティレポート)により毎年公表していくとのことだ。

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