ベスプラが、運転を主業務とする事業者に向けて交通傷害保険付きのAIを活用した認知機能テストサービスを、三井住友海上と連携し、2020年2月1日より開始することを発表した。
認知機能テストとは、75歳以上の方が運転免許を更新する際に受ける認知機能検査の模擬テスト。
2019年3月に発表された警察庁の調査研究報告書によると、認知機能検査と安全運転には因果関係があり、認知機能に問題がある人は、そうでない人に比べて運転の違反や事故率が約3倍も高くなることが分かっている。
運転を主な業務としている企業は、従業員の安全運転を推進する為に認知機能の状態を把握したいが、専門機関への依頼は大きな費用がかかり導入が難しいと考えられていたという。
同サービスはベスプラが持つデータを基にAI(画像解析)技術で採点を行う事で、大幅なコストダウンを実現したとのこと。
同認知機能テストの受診者には三井住友海上の交通傷害保険(補償期間:1年)が付いた上で実質1名数百円での実施が可能となった。
なおベスプラの実施者50名アンケートでは、テスト実施者の80%に「安全意識が高まった」との回答があり、安全運転への意識向上にも役立つと想定しているという。