ユニファが、AIなどのテクノロジーを活用した次世代型保育園「スマート保育園」の展開に向け、モデル園の募集を全国で開始することを発表した。
近年、子どもを乳児期から保育施設に預けて働く世帯が増えているが、労働環境や責任の重さ等が主因で、圧倒的な保育士不足が課題となっている。
同社は、保育士が安心して働ける労働環境の整備と改善が必要であると考え、スマート保育園の実現に取り組んできた。
今回は、2019年に埼玉県内で実施した実証実験を経て、スマート保育園の本格始動に向けた全国の保育施設を対象としたモデル園の募集を開始する。
スマート保育園では、保育現場が抱える各課題に対してAIやIoTなどの最新テクノロジーを活用したサービスを導入し、保育業務に関わる全ての人の負担を軽減することが可能に。それにより、子どもたちと向き合う時間の増加および保育の質の向上を推進するという。
同社は今後も、保育現場における課題解決を通じた保育園の社会インフラ化、そして女性活躍の推進や労働人口の増加を支援していくとしている。