NTT東日本、NTTアド、NTT西日本、NTTアーバンソリューションズ、スカパーJSAT、タイトーらが共同出資を行い、eスポーツ分野における新会社・NTTe-Sportsを2020年1月31日(予定)に設立することを発表した。
現在、eスポーツ市場は急速な拡大傾向にあり、海外市場規模は約1,000億円を突破し、国内市場も2022年には約100億円に達する見込みだという。
2019年の茨城国体では文化プログラムに採用されたほか、経済効果や集客拡大等による地域活性化を期待し、自治体様等によるeスポーツのイベント誘致や主催も増加している。
こうした中、NTT東日本は、高品質で安定した通信ネットワークやICT技術を軸に、NTTアドと連携し、eスポーツ施設やイベントにおけるICTソリューションの提供、イベントの企画運営支援等を2019年3月に開始。多種多様な事業者と連携しながら、自治体の悩みや相談の解決に尽力してきたという。
こうした背景を踏まえ、連携各社はeスポーツ分野に注力した新会社を設立。ICTの力と連携各社の力を掛け合わせることで、施設構築・運営、人材教育サポート、eスポーツの総合プラットフォーム構築、イベントソリューション、街の活性化コンサルなどの事業を展開予定だという。
また、今後はイベントソリューション事業の一手として、タイトーと連携し、国内最大級のアーケード版eスポーツ大会「闘神祭2020 -World Championship of ARCADE-」を共催。
同社は競技進行や会場に必須となるICTソリューションを提供しつつ、スカパーJSATのコンテンツ制作や映像配信に関するノウハウや資産を活用し、エンターテイメント性や配信面の強化・海外展開拡大等を見据えた企画運営にも協力していくという。
さらにサポート(教育)事業においては、サードウェーブと連携し、高校などの教育機関に対するeスポーツの浸透を推進。サードウェーブの提供する「eスポーツ部発足支援プログラム」について共同で提供拡大を図るとのことだ。