ANAホールディングス（以下、ANAHD）は、i.clubとともに地域で実践する地域密着型学習プログラム「イノ旅」を開始することを発表した。

イノ旅とは、高校生が住み慣れた場所から遠く離れた旅先で、フィールドワークやワークショップ、アイデア提案を行う教育サービス。若者の地域離れや地域産業の衰退などの課題を解決するため、i.clubのプログラムをもとにANA の就航地を中心に日本各地へと展開していくプロジェクトとなっている。

第一弾である今回は、こゆ地域づくり推進機構との連携で開発した宮崎県新富町を舞台としたプログラム（トライアル）の募集を開始する。

同プロジェクトを実施することで得られるフィードバックの分析や、旅と学びの関係性を研究する活動を通じて「旅の回数が多い（=移動距離の長い）人のほうがイノベーションを起こしやすい」という仮説を学術的に立証する狙いがあるという。

ANAHDは同プロジェクトを通じ、今後さらにユニバーサル化する社会において、リーダーとして必要なスキルを身につけた人材を育成すると同時に、関係人口拡大による地域活性化を目指していくとしている。