VR Japan、コニカミノルタジャパン、NTTドコモ(以下、ドコモ)は、「ドコモ5Gオープンラボ(R)Yotsuya」での5Gを活用した共同実証実験にて360°映像の大容量データを1秒以下という低遅延で配信することに成功したことを発表した。
コニカミノルタジャパンが提供する高機能ネットワークカメラ(以下、MOBOTIX)の360°撮影映像をVR Japanが所有する低遅延VRリアルタイム配信システムを用いてリアルタイムにVRヘッドマウントディスプレイに配信し、双方向のコミュニケーションを可能とする360°VRリアルタイム配信は、社会課題の解決ソリューションとして期待されている。
同ソリューションでは視聴する側が自由視点で見たい場所を見ることや、360°VR映像上に手元をクローズアップした映像や診断画像などを同時に映し出すピクチャインピクチャの技術を利用している。
視聴する側が視点を大きくずらすことなく超音波診断装置や画像診断ワークステーションなどに表示される映像を一度に見ることができ、また双方向での会話も可能だ。
これにより遠隔地の医師は経験値のある医師が目の前にいるかのように、画像確認や診断行為などの医療技術を1つの映像で直感的に見て、医師の技術指導を受けられるようになることが期待できる。
また、同ソリューションは堅牢(けんろう)、防水、防じん性能を備えるMOTOBIXの360°の撮影映像をリアルタイムにVRヘッドマウントディスプレイへ配信できるため、監視センターから建設現場の状況をリアルタイムで監視しながら現場とのコミュニケーションを行うことが可能となる。