すかいらーくホールディングスは、2020年1月から4月にかけて、現在約150店舗ある24時間営業を全店廃止することを決定したと発表した。この24時間営業店舗を含め、グループの約560店舗(ガスト、ジョナサン、バーミヤン、グラッチェガーデンズ、夢庵)で深夜の営業時間を短縮するという。
近年、消費者のライフスタイルや従業員の働き方が時代とともに大きく変化している。その変化に対応すべく、同社は2012年に大規模な営業時間の見直しを実施。2017年には、従業員のワークライフバランスの推進を目的として、約600店の深夜営業時間を短縮している。
女性やシニアの労働者も活躍できる社会の実現こそ、雇用の充実や働きがいを生み、利用者に良い体験を届けられるという考えのもと、24時間営業の廃止を決定したという。
同社は今後、来店ニーズが高いランチやディナーの時間帯に人的資源を集中させ、ITデジタルの活用を合わせたサービスの抜本的改革を図ることで、顧客満足度の向上に努めるとしている。