三菱電機とドコモ、監視カメラサービス技術検証の連携協定を締結

三菱電機とNTTドコモ(以下、ドコモ)は、三菱電機の俯瞰(ふかん)映像合成技術「Fairyview(R)(フェアリービュー)」と、ドコモの5Gを活用した新たな監視カメラサービスの実用化に向けた技術検証を行うため、連携協定を締結したことを発表した。

三菱電機のFairyviewは、監視カメラで撮影したフルハイビジョンの高精細な映像データを画像処理サーバーに送り、サーバーで合成する。

そのため、スムーズな俯瞰映像の生成するには、より高速な通信ネットワークが不可欠となっている。

今回、ドコモの5Gを活用することで、複数台のカメラから高精細な映像データを圧縮せずにリアルタイムで送信することが可能となる。これにより、現状のLTEでは困難であるカメラの無線化を実現することができるという。

現状、俯瞰映像合成のためにカメラを設置する場所は、ビルの高層階や商業施設の天井など、配線やカメラの設置が困難な場所が多い。これにおいても、通信を無線化することにより、設置の自由度が高まるとともに、固定通信回線が不要になるなど導入コストの低減が期待できるという。

両社は、今回の連携協定締結を通じ、将来的に混雑・人流解析技術などと組み合わせたシステムやサービスを提供し、環境問題や資源・エネルギー問題をはじめとした多様化する社会課題への解決に取り組むとしている。

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