三井物産は、米国ニューヨーク州ニューヨーク市におけるAstoria I ガス火力発電事業の経済持分の36.5%を保有していたが、同社が保有する同事業の全持分を、蘭年金ファンドAPG、独保険会社Munich Re 傘下ファンドMEAG、イスラエル保険会社Clal Insurance Companyらに売却することを発表した。

同事業は米国有数の電力消費地であるニューヨーク市においてAstoria I 複合ガス火力発電所を運営するIPP(独立系発電)事業であり、ニューヨーク電力市場に売電している。同社は、同事業の持分を2013年、および2014年に取得している。

同社は、今回の売却は同戦略的資産リサイクルの一環として実行したものとしており、売却に伴う2020年3月期連結業績への影響は軽微と見込んでいるとのことだ。