トヨタ自動車は、垂直離着陸する「空飛ぶタクシー」を開発する米スタートアップ、Joby Aviation(以下、Joby)に3億9,400万ドル(約430億円)出資すると発表した。

2009年に設立したJobyは、航空タクシー市場を開拓するため垂直に離着陸できる「VTOL」と呼ばれる機体の開発を進めてきたという。

トヨタは今回Jobyに3億9,400万ドルを投資するほか、設計や素材、電動化の技術開発などで協力し、トヨタ生産方式(TPS)の製造、品質、コスト管理などのノウハウを同社に導入するとしている。なお、プロトタイプの航空機と生産計画の詳細は後日発表するとのことだ。

トヨタ自動車の豊田章男社長は、

「今回の協業により、移動の自由と楽しさを地上だけでなく空にも届けたいと考えています」

と述べている。

また出資後には、トヨタ自動車の副社長である友山茂樹氏が、Jobyの取締役会に加わるとしている。