SBドライブは、全天候型の自動運転バス「GACHA(ガチャ)」を開発したフィンランドのSensible 4 Oyと協業することを発表した。

「GACHA」は、先進的なセンサーを活用した自車位置の高精度な推定と障害物検知により、大雨や雪、霧が発生している場合などでもあらかじめ設定したルートを自動走行することが可能な車両だ。

また、「Dispatcher」は、複数の自動運転車両の運行を遠隔地から同時に管理・監視できるプラットフォームとなっている。

車内での転倒事故につながりやすい、乗客の着座前発進や走行中の車内移動などをAI(人工知能)で検知して遠隔監視者や乗客に注意喚起を行う機能や、それらの事象が過去に発生した箇所や回数を地図上で確認して運行ルートや車両設定の改善に利用できる機能、出発地と目的地を指定して遠隔地から車両に走行指示を出す機能などを備えている。

両社は、「Dispatcher」と連携させた「GACHA」の運行実験をフィンランドの公道で実施する他、自動運転バスの運行オペレーションの確立に向けて自動車メーカーと提携することも視野に入れているという。